なぜ、職場の人間関係がうまくいかないのか

jjjunko52

職を変えても、同じことが起こる

人間関係の悩みの1つに、職場での難しさがあります。
1日の生活の中で、職場で過ごす時間は長いため
そこでの人間関係がうまくいかないと
毎日がとても憂鬱になってしまいます。

上司と部下、先輩と後輩などの上下関係があるので
余計に戸惑う場面も多くなります。
上司だから仕方がない
先輩だから言われた事はやらなければいけない

でも

なんだか理不尽
それって私の仕事なのか
言い方が失礼
あなたのミスなのに
人格否定まで否定しなくても
見下されてる

そんな風に感じることはありませんか?
モラハラやパワハラなど
大手企業では研修もしていますが
日本ではまだまだ浸透していないと感じています。

職場は社会を小さくした集合体なので、当然ですが色々なタイプの人がいます。
優しい人も素晴らしい人もいますが
そうではない人たちに
あなたはどう対応していますか?

・いつもニコニコしてしまう
・嫌だけど引き受ける
・本当は傷ついているけれど
・平気なフリ
・気にしないようにする
・何も言えない

こんな風に嫌な気持ちを押し殺して
相手を受け入れてしまうことを続けていると
心も身体も病んでしまいます。

そして、相手はどんどんエスカレートしていきます。
わざと聞こえるように嫌味を言ったり
平気で仕事を押し付けてきたり
そんな経験ありませんか?

これは、その相手の問題でもあるのですが
それを受け入れてしまっている方にも
実は大きな問題が隠れているのです。

自分の問題として考えてみよう


相手が悪いのですから、相手のせいだ!と愚痴を聞いてもらうのも
いいのですが、それでは何も解決しません。

人は相手を変えられないのですから、
自分がどうすればいいのかに焦点を当てましょう。

あなたは、どうしてそのような人の態度や言葉
嫌味や意地悪を受け取るのですか?
NOを伝えたことがありますか?

もしも、
それが出来ないから困っている。
どうやって怒らせないように伝えるの?
揉め事は嫌だから
嫌われたくない
会社をクビになったら困るから

そんな風に感じるのなら
自分で自分を大切に出来ていないのかもしれません。
それには、こんな理由が隠れています。


【自分には価値がない】
【自分は人より劣っている】
【我慢が美徳】
【嫌われてしまったら職場にはいられない】
【反撃が怖い】

そんな風に感じているのではないですか?

でも
それは本当に、現実でしょうか?
<今日は用事があって残業できません>
<今は他の仕事で手が回りません>
<それは、どういう意味ですか>
<私にはわかりません>
など言う事は、それほど失礼なことでしょうか?

わかっていても言えないのなら
無意識に自分の「嫌」と言う感情を押し殺してしまう
そんなブレーキがかかっているのかもしれません。
メンタルブロックや禁止令、また、心理的トラウマなどと言い
自分の内側が「言わない方が安全だよ」と自分を止めているのです。

無意識に自分を守っている


それは幼少期に学んだ人との関わり方を大人になっても続けているからです。
人は育った環境(家庭)で人との繋がり方を学びます。
家の中が安心安全ではなく
いつも我慢して、言いたいことも言わずにいることが
1番の平和であったのなら
自分の気持ちや感情を伝えることに抵抗があるのは当然です。

子供の頃は世の中も社会もよくわからず、ましてや生きる力はありません。
喧嘩が絶えない家庭だったり、大人がいつもイライラしていたら
ビクビクしながら、周りの様子を伺い、顔色を伺うことが生きていく上で
最重要になってしまいます。
生き延びるために
自分の気持ちに意識を向けることを止めてしまうのです。

自分の「嫌だ」という感情を無かったことにして
黙って時が過ぎるのを待つ
または、その場を和ませるように空気を読む
それが
人との繋がり方だと学んでしまい、身につけているのです。

そうして大人になると嫌なことも嫌と言えず
理不尽でも我慢して、いつかは通り過ぎるのを待つ
こんな生き方になってしまうのです。

そして、自分が悪いのでは、私さえ我慢すればいい。
と言う自己否定の感覚も同時に育ち
「ありのままの自分で人から受け入れてもらえると言う自己肯定感」を
育む機会をもらえていない場合が多いです。
我慢する事に慣れてしまい、その生き方がデフォルトになっているのです。

他の所でも問題が出てきます


この生き方の癖が1番問題なのは
自分の家庭やパートナーとの間でもトラブルになりやすいと言うことです。
言いたいことを言わずに、相手にわかってもらおうとする
「察してコミュニケーション」になりがちです。
自分の気持ちを言わないで、分かってもらう事より
伝えた方がよっぽど正確に、相手に伝わります。


相手もそれに対して答えてくれます
相手のYES、NOを聞いてから、次の事を考えることができます。
より良いコミュニケーションは
伝えて、聞く、聞いて、答える、キャッチボールだと言うことは
皆さんご存知の通りです。

このタイプは、できない人が多いです。
言わずに「伝わらない」のは当然と言えるでしょう。
言わなければ、あなたの気持ちは伝わりませんよ。

解決するには


思い込んでいる間違った「人との繋がり方」を見直す必要があります。
どんなにストレス発散のためにジムで汗をかいても、
カラオケで騒いでも、この生き方を見直さない限り
職場を変えても、繰り返し同じようなことになります。
生き方の癖だからです。

そして、

自分を押し殺して相手を立てる必要はないし
嫌なことを嫌と言ってもいい
そんな風に、無意識を書き換える必要があります。

嫌なことがあった時の自分の行動に目を向けてみましょう。
他の人がどのように対処しているのか見てみましょう。
そして、自分で自分を止めていると言うことに
気が付くことが大切です。
あなたが「我慢をする」と言うことを選んでいるのです。

自分が選んで来た生き方に気がついたら
自分で手放すという勇気が必要です
それが問題解決の第一歩です。

ABOUT ME
ヒギンズ純子 | 心理セラピスト
ヒギンズ純子 | 心理セラピスト
Junko Higgins | Psychotherapist
国際電撃結婚・離婚を経験|2人息子はアメリカ在住|心理セラピーと運命的出会いを機に移住20年後に帰国。結婚しても消えないさみしさは幼少期の愛情欠乏感が根源と知り学びながら癒していく| 英語OK | LOVE♡クラフトビール・ピンク・琉球グラス・人生の仲間
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