1人が嫌、1人になりたくない心理

jjjunko52

1人が寂しい、その孤独感はどこからくるのか

一人でいると、無性に寂しくて、誰でもいいから繋がりたくて
誰かといてもフッと我に帰ると「寂しい」
そんな孤独感を抱えていませんか。

  • 予定をたくさん入れて、忙しくして、寂しさを感じないようにしている
  • 無理に明るく元気に振舞ってしまう
  • みんなといる時には楽しいけど、家に帰ってくるとなんだか疲れる
  • パートナーといても、埋まらない寂しさがある
  • とにかく誰かと繋がっていたい、SNSがやめられない
  • 優しい言葉にすぐに心が揺さぶられる

そんな寂しさや孤独感、ずっと前から持っていませんか。
1人が怖い、誰かに寄り添いたい
そんな気持ちが強いのなら
子供の頃に、親から十分な愛がもらえなかった
心の愛情タンクを満タンにしてもらえなかった
愛着形成が完了していないのかもしれません。
(密接な情緒的なつながりを心理学用語で愛着と言います)

♦愛情を十分受け取った感覚はありますか

子供はいつでも親に愛されたくて、甘えて、泣いたり、怒ったり
抱きしめられたくて、かまって欲しくて、目を見て欲しくて
あらゆる方法で親の愛情を確認します。
それらは本能なので、何度もしつこく欲しがります。

あなたの記憶にもあるでしょう
すごく甘えたかった感覚、、、

でも、その子供時代に、何らかの事情があって

  • 十分に甘えさせてもらえなかった
  • かまってもらえなかった
  • 躾が厳しかった
  • 仕事が忙しくて親は家に居なかった
  • 無視された(心理的ネグレクト)
  • 躾と言う名の暴力、暴言
  • 目の前で繰り広げられる両親の喧嘩(面前DVと言う)


十分に愛を受け取っていなかったら
あなたの愛情タンクは、今も子供の時の様に
満たされたくてうずうずしているのかもしれません
それは
「誰か私を認めて」
「誰か私の話を聞いて、分かって」
「私を大切にして」
察して、心配して、そっちから声を掛けてよ、私がして欲しい時にしてよ
そんなワガママとなり大人になってもいつも「愛されたい」が発動し
<自己愛性パーソナリティ―>に陥りやすいのです


人は誰でも「愛されたい」と思っています
「寄り添いたい」、「人と関わりたい」
これらは本能です
幼少期に、愛情いっぱいで育てられなかった子は
これらが欲しくて、満たされたくて、強く強く求めてしまうのです
前述したように本能ですから、無意識に欲しがってしまいます
それは欠乏感です
よく「自分の心が空っぽ」という表現を使う人も多いです

♦愛情いっぱいの子育て

それでは、どんな子育てをすれば愛情を一杯に受け止め、メンタルが安定した子供に育つのか
それは
ありのままのあなたでいいんだよと言うメッセージを受け取っているか。
<自分は自分でいい>
そんな<感覚>が自己肯定感です。

  • 失敗しても
  • 間違えても
  • 物を壊しても
  • 転んでも
  • ワガママを言っても

本人が悪気無くしてしまった事を、叱るのではなく寄り添う
失敗した時には次にどうすればいいかを一緒に考え

間違いは、次に間違えないように一緒に考え

物を壊してしまったら、一緒に謝りに行き

転んだ時には、痛かったねと寄り添う

時にはワガママにも付き合う、もちろんできない時には
理由を伝える。次の機会と言ったら、それを忘れず実行する。

そんな風に「お前は大切な存在だよ、いつでも味方だよ」
これらを言葉や態度で伝え続けると子供の「自己肯定感」が育っていくのです。
心に安心感を感じ、安全基地で守られている様な
そんな感覚が育ちます。
このような子育て自然にできる親は自身の「自己肯定感」が高く
自分の親に、その様に育てられているのです。


「自己肯定感」とは、自分が自分のままでいい、良い所も良くない所も皆ある
自分が大切なのと同じように他人も大切なんだ。
そんな風に、自分を認め、他人を認めるようになると
大人になっても周りの人に振り回されにくいです。

自分が好きな人だけに愛されることの大切さが、自然と身に付いているのです

※もちろん、子供を叱る事もとても大切です。
いけないことをしたら、直ちに止めて、冷静にどうしていけないのかを伝えなければいけません。

あなたは幼少期に寄り添ってもらった、愛情をたくさんもらったという感覚はありますか。

自分で愛着を育てる事はできるのです


幼少期に十分な愛情をもらえなかった、そこには色々な家庭環境や
両親の事情があると思います。
子供のせいではありません。

ですが、多くの子供は、

自分が良い子ではなかったから
自分が言う事を聞かなかったから
自分が出来のいい子ではなかったから

そんな風に自分を否定します。
自分が愛されなかった理由が分からないから
子供なりに答えを探すと自分を責める事が1番納得できるのです
そして、1番簡単です。
なぜなら親からそんなメッセージを受け取っているからです。

お前が悪い、また失敗したのか、何度言ったら分かるんだ、
全くダメだな、、、
そんな言葉を信じてしまうのです。

目の前の大好きな人が言っている
大人が正しいことを言っているにだからそうに決まっている
そうか、自分がいけないんだ!
そうして<自分を否定>する事を覚えてしまうのです
そしてそれは習慣化し、いつも自分はダメなんじゃないかと言う感覚を持つようになります。

愛着の問題と自己否定の問題は深く結びついています。
その問題を明らかにすることが先決です。
方法は専門家、プロに相談する事が大切
無意識に自分がどんな感覚を持っているのか、自分で気が付くことは
とても難しいからです。

そして
自分の中に愛着が足りていないと気が付くことが出来たら
自分で貯めていけばいいのです。
愛着を満たす方法はたくさんあります。
それらを一つずつ試していく
大切なのは、自分から率先して試していく事
誰かに愛をもらえるまで待つのではなく
誰かくれる人を探すのではなく
自分が主体的に探しに、見つけに行くという姿勢がとても大切です。

あなたの周りを見渡して下さい。
あなたを大切に思ってくれている人はいませんか
その人はいつも何と言ってくれていますか
その人からの言葉を受け取ってみましょう。
それが愛かもしれません。

仮定してみましょう
そのあなたが信頼できる人からの
今思い出せる優しい言葉
それが愛だと、受け止めてみましょう。

あなたにも愛を受け取る能力はちゃんとある事に気が付くでしょう
今日から愛を集めて愛着を育てていきましょう。

ABOUT ME
ヒギンズ純子 | 心理セラピスト
ヒギンズ純子 | 心理セラピスト
Junko Higgins | Psychotherapist
国際電撃結婚・離婚を経験|2人息子はアメリカ在住|心理セラピーと運命的出会いを機に移住20年後に帰国。結婚しても消えないさみしさは幼少期の愛情欠乏感が根源と知り学びながら癒していく| 英語OK | LOVE♡クラフトビール・ピンク・琉球グラス・人生の仲間
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